日本キリスト教団 新松戸教会

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『ペンテコステ後の新しい教会の歩み』 使徒言行録4章23節~37節

牧師 津村友昭

《イエスの血潮の意味》の深さを深く知りこの世の勢力やサタンの力に対して戦って行きました。

イエスが流された血潮は何箇所だったのでしょう?

1.茨の冠をかぶせられたことによる血潮……頭

   Qなぜ「茨の冠」だったのでしょう。

   Aそれは、人間が祝福を受けられなくなったのを回復するためです。

  ・創世記3:18 何をやっても栄える → 何をやっても栄えない

              祝 福 → 呪 い

     頭は、象徴です。私たちの罪のかわりに、呪いを受けてくださったのです。

  ・ガラテヤ3:13 キリストは十字架で私たちの呪いのすべてをあがなわれました。=祝福の回復

  ・マタイによる福音書1:28「あなた方を休ませてあげよう」=キリストは安らぎを与えられました。

2.キリストの釘による血潮……両手、両足

    ⇒釘による血潮は、罪の刑罰からの解放です。

       =罪の罪状書きをすべて無効にしてくださいました。

  ・コロサイ2:13~14 悪魔の宣言の証書を釘付けにし、無効にされました。

               十字架の血により、自由にされたのです。

     イエスは、私たちの代わりに罪を負われました。

     救い主と信じて、イエスとともに歩むことが条件です。

  ・ヘブライ9:22 血がきれいになれば聖いのです。

            血潮(「宝血」)によって釘付けにされました。

3.ムチによる血潮……背中

    ⇒ムチによる血潮(じわじわと流れる血潮)は、力からの解放です。

    =サタンの力を受けても、ムチの傷によって古き人(古い自我)は効力を失って死んでゆきます。

・ ガラテヤ5:24 キリストのものとなった人は、古き人が十字架につけられました。そして

・         (根からかえられました)。罪の古き人が十字架につけられました。

  ・ガラテヤ2:20 古き自我は死に、聖霊様が私の中に与えられました。

            徐々に聖霊様の中に私が住むようになっていきます。

     聖霊様が与えられたということは、神の国の住人となったことの保証です。

     永遠に生きるとは、私の中にキリストが生きているということです。

     キリスト内住の喜びに溢れ、キリスト内住によって祝福を人々に“ばらまく”人になります。

4.ヤリによる血潮……わき腹

    ⇒ヤリによる血潮は、死からの解放です。

  ・ヨハネによる福音書19:33~34

     ヤリによるイエスの完全な死は、その血を最後まで注ぎだされた完全な死を意味し、

     完全な死は、完全な復活・完全なあがないを意味します。

       (トマスは、イエスの傷跡を見、イエスは死んで復活されたことを悟りました。)

     完全なる罪のあがないは、悪魔・呪い・エゴからの解放を宣言しています。

  ・使徒言行録4:23~

     イエスは仕える人であり、命を注ぎだしてくださった方です。=僕

  ・フィリピ2:5~11 人間の姿をとられました。

     サタンは人を、神の言葉への不従順によって誘惑しました=第一のアダム。

     その罪により、人は死ぬものとなり、サタンは人を死に追い遣りました。

     罪のあがないのルートは、サタンの罪の導入の逆ルートをたどります。

       キリストは罪を犯した女(エバ)から生まれ

       十字架の死におかれても、どんな状態でも従順でした(第二のアダム)。

       キリストが復活後最初に現れたのは、マグダラのマリヤ(エバの代名詞)でした。

 5 結論 キリストが流された血潮とみ名によって祈る時、サタンは退散します。