日本キリスト教団 新松戸教会

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母の受洗

2024年6月23日

今日は母親の病床洗礼について証したいとおもいます。

私は1992年3月にイスラエルのガリラヤ湖で洗礼を受けました。家はクリスチャンホームではなく、私だけがイエスキリストを救い主と信じクリスチャンとなりました。父も母も反対することもなく、私個人が神様を信仰することに大きな壁はありませんでした。私を教会へと導てくれたのは高校時代からの親友です。聖霊様はすでにこの時から私に働いてくださっていました。疑いなく教会に通えるようにしてくださった神様の計画です、その親友は現在、新松戸教会の主任牧師となっています。父も母も教会の大きな行事、バザーやクリスマス会等には、「息子がお世話になっている教会」という形で人情的に時折、教会の礼拝などに顔を出してくれていました。

2021年、母親が癌と診断されて、手術入院等があり足腰も弱くなり、車いすの生活になっていきました。普段の生活は一緒に住んでいる父親と兄がいてごはんなどは用意すれば自分で食べていたようです。実家は車で40分ほどのところにあり、教会からも10分もかからないところにあるので、1か月に一回ほど教会にいく前に顔を出すなどして過ごしていました。今年の4月に兄から連絡がありました。週6でデイケアサービスを利用していましたが、「食事を1割しか食べなくなり、4月の第1週は家で様子を見ていた。もうすぐお迎えが来るかもしれないので顔を出しに来たほうがいい」とのことでした。週末、顔を出すと、母親が元気に「いらっしゃい」と声をかけてくれて一時安心しました。

父も、兄もこんなに意識がはっきりしていることは珍しいとびっくりしていました。加えて、耳の遠い父が葬儀の事も考えて、具体的な話を始めるので、介護ベッドで寝ている耳の聞こえは健全な母が「私の葬儀の話なんかしなでね」と返しその母の声は父には聞こえずに「なんだって」と私に聞いてくる始末でした。普段から、家族にも神様の事は信じてほしいと思っていました。また祈りもしていました。いずれ、神様をしんじてくれたらうれしいなーぐらいに考えていました。葬儀の話が出ていたからかもしれませんが母が突然「わたしは神様を信じているんだからね」と伝えられました。私は教会で神様を信じる人はこの世での命を終えた後、天の国で再会する事が約束されている。事を何度も聞いてきました。

御言葉を思い出しました。マタイ20:19「だから、あなたがたは行って、すべての人をわたしの弟子にしなさい。」わたしは正確には遣わされたものでしたが、すぐに母に「神様を救い主として信じる?」と聞き返すと寝たままでしたが片手をあげて「信じるよ、信じてるんだからね」と答えてくれました。今まで私は誰かを教会に導きたいと思いながらも導いたことがありませんでした。その私が母を信仰告白に導いたのです。聖霊様のなさった事でした。

胸がどきどきしたのを覚えています。父に洗礼の事を伝えると、こんな状態で、教会に連れていくこともできないし牧師先生に来ていただく事も悪いし、俺はいいよ。との答えでした。兄も父がずっとおふくろを看病しているんだから父の考えを優先してほしい。との事でした。すぐ牧師先生に相談し「できれば意識がはっきりしているうちに洗礼式ができると良い」と答えをいただき、教会の祈りの課題の一つに母が洗礼を受けることができるようと加えていただきました。父は人間は死んだら何もない。無、なんだよ。との考えでした。私の信じる天の国で再会する考え共に証明できるものはありません。なら母の望んでいる事をして欲しいと伝えました。ここでも聖霊様が働き父の考えが変えられました。その日が与えられました。5/1(水)に洗礼式が決まりました。朝、津村一志牧師をお迎えして実家にいきました。一志牧師が意識の確認も踏まえ母に声をかけると「覚えているよ」と元気に答えてくれました。父、兄、私が見守る中で洗礼式を一志牧師がおこないました。「救いのしるしである洗礼を受けることを心からねがいますか?」に対して「はい」と幼子のように返事をしている母がいました。

幸い私には時間が与えられ母が洗礼を受ける事ができました。その母は意識があまりないこともありますが、「お祈りするよ」と声をかけるとうなずき気持ち片手をあげるようにしています。また朦朧としている中で私を見つめてくる目が「わたしは神様を信じているけど、あんたは本当に信じているのかい?」問いかけられているような気がしています。ペテロが三度イエス様を知らないといった時にペテロを見たイエス様の眼差しかなと勝手にかんがえています。聖霊様はいろいろな方法、形で私に関わってくださっています。

(2024/07/14掲載)